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慶應義塾大学病院 予防医療センター 人間ドック

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臨床研究紹介

膵嚢胞(膵管内乳頭粘液性腫瘍)における、生活習慣病・メタボリック関連のリスク要因の検討

対 象

西暦2012年8月1日より2017年1月31日までの間に、上腹部MRI(MRCP)検査を予防医療センターで受けられた方。

目 的

膵がんは、わが国で死亡率が増加傾向のある予後不良ながんで、その早期発見は、予後改善のための喫緊の課題です。膵がんのリスク要因として、遺伝的要因以外にも、タバコ、大量飲酒、糖尿病、肥満などの生活習慣病が指摘されています。肥満や膵への脂肪浸潤は、膵の前がん病変と関係があり、過酸化脂質が腫瘍発生の一因である可能性や、脂肪細胞から分泌されるホルモン(アディポネクチン)の低下と腫瘍の進展速度との関係が報告されています。膵がんの前がん病変とされるPanIN(膵上皮内腫瘍)は、ミクロな変化であり、CTなど画像で捉えることは困難ですが、膵嚢胞や膵菅内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は、画像検査で発見される頻度が高く、前がん性病変として、MRI(MRCP)検査はその発見や経過観察に重要です。
膵がんのリスク因子、特に脂質異常は、IPMNの進展、がん化に重要であると予想され、その検討から得られる知見は、がん化リスク群の囲い込み、がんの早期発見、さらには、がん予防に貢献すると考えられます。そこで、本研究では、脂質異常や肥満に関する項目を中心に、IPMNとの関連を、ドック受診者様を対象として統計的手法により調べることを目的としました。4年間(2012年8月より2016年7月まで)に予防医療センターで上腹部MRI(MRCP)検査を受けた受診者様を対象として、メタボリック症候群、高血圧、高脂血症、糖尿病の有無や、年齢、性別、BMI、内臓脂肪、血液検査値(血糖や脂質関連など)、CTから求めた嚢胞径、膵脂肪沈着の程度などを電子カルテや画像から調べます。これらの結果から、IPMNの診断を予想するスコア化の構築を目指し、このスコア化の妥当性を、直近のデータ(2016年8月より2017年1月)を使用して検証することを目的とします。なお、データは連結可能匿名化を行った上で、厳重に管理し、診療情報の解析などは2018年12月頃までには調査を終了する予定です。

期 間 倫理審査許可日2017年3月6日~2018年12月31日
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